キーボードのいちばん上に並んでいる「F1」「F2」「F3」……と書かれたキー。見たことはあるけれど、「正直、何に使うのかよく分からない」という人も多いのではないでしょうか。
この章では、ファンクションキーの役割を、覚えるためではなく、理解するために整理していきます。
ファンクションキーって何のためのキー?
ファンクションキーは、「機能(ファンクション)」を呼び出すためのキーです。実はこの「ファンクション」という言葉、特別な意味ではありません。
- ファンクション=機能
- つまり、機能キー
と考えると、とてもシンプルです。
キーボードの上に並んでいるFキーは、その場に合った便利な機能を呼び出すための近道として用意されています。キーボードのF1からF12と書かれたキーがファンクションキー。下の画像赤枠のところですね

よく使われるファンクションキー
全部を覚える必要はありません。まずは、よく使われるものだけ知っておけば十分です。
たとえば、
- F1:ヘルプを開く
- F2:名前の変更
- F5:画面の更新
などは、多くの場面で共通して使われています。これらは、マウスで何回か操作しないとできないことを、キーひとつで呼び出せるようにしたものです。

ノートパソコンでは、ファンクションキーがFnキーとセットで使われることがあります。そのまま押して反応しなくても、故障ではないので安心してくださいね。Fnキーは、キーボードの下のほうにあることが多いですが、メーカーによって配置が少し異なります。
ソフトによって役割が変わる理由
ファンクションキーが分かりにくく感じる理由の一つが、ソフトによって役割が変わることです。
同じF5でも、
- ブラウザでは画面更新
- 別のソフトでは違う動作
ということがあります。
これは、「そのソフトで便利な機能を割り当てている」だけの違いです。
つまり、ファンクションキーは万能な命令ではなく、その場ごとのショートカットだと考えると分かりやすくなります。

「Fキーって、いつも同じ動きをするわけじゃないんですね」

「はい。そのソフトで“よく使う機能”を呼び出すためのキーなんです」
実はF12までじゃない?
ここで、意外と知られていない話をしておきます。キーボードに見えているのは、F1〜F12までのことが多いですが、ファンクションキーはF24まであります。
「F13ってどこですか?」と聞かれて、少し戸惑ったことがある人もいるかもしれません。F13以降のキーは、特定のキーボードや環境、システムや業務ソフトで使われることがあります。
実際には、キーボードに独立したキーとして表示されていないことも多いです。
そのため、F13以降は「見えないけれど、仕組みとして存在するキー」と考えると分かりやすいでしょう。

業務システムなどでは、Shiftキーと組み合わせてF13以降として扱われることもあります。ただし、これは環境によって異なります。
覚えなくていい、知っていればいい
ここで大切なのは、全部を覚えようとしないことです。
ファンクションキーは、
- 必要になったら知ればいい
- 使う場面で覚えればいい
という種類のものです。
「そういうキーがある」、「機能を呼び出すキーなんだ」と分かっているだけで、説明を聞いたときに混乱しなくなります。
この章のまとめ
この章では、ファンクションキーの考え方を整理しました。
- ファンクションキーは「機能キー」
- よく使うものだけ知っていれば十分
- ソフトによって役割は変わる
- F12までとは限らない

「全部覚えなきゃいけないと思ってました」

「覚える必要はありませんよ。“そういう仕組みがある”と知っていれば十分です。次は、パスワードの基本ルールを見ていきましょう」
