前の章では、ファイルとフォルダの役割について整理しました。
この章では、そこから一歩進んで、「保存したはずなのに見つからない」という、よくある悩みを解消するための考え方をまとめます。
操作を覚える前に、まずは「なぜ迷子になるのか」を知ることが大切です。
「保存したのにない」はなぜ起こる?
「ちゃんと保存したはずなのに、どこにも見当たらない」これは初心者だけでなく、慣れている人でもときどき起こります。
多くの場合、原因はとてもシンプルです。保存する場所を意識しないまま進めてしまっているのです。
パソコンは、自動で分かりやすい場所に整理してくれるわけではありません。指定された場所に、そのまま保存します。
つまり、「どこに保存するか」を考えないと、あとで自分が困ることになります。
よくある保存場所のパターン
保存場所として、よく使われるのは次のような場所です。
- デスクトップ
- ドキュメント
- ダウンロード
これらは、最初から用意されているフォルダです。便利ですが、使い分けを意識しないと、すぐにごちゃごちゃしてしまいます。
特にデスクトップは、「とりあえず置く場所」になりがちです。
デスクトップに置きすぎないコツ
デスクトップは、すぐに見えて便利な場所です。ですが、ファイルを置きすぎると、
- 目的のファイルが見つからない
- 画面が散らかって見える
- どれが大事か分からなくなる
といった状態になります。
デスクトップは、一時的な置き場所と考えるのがおすすめです。作業が終わったら、フォルダに移動する。このひと手間だけで、迷子がぐっと減ります。

「デスクトップ、気づくとアイコンだらけになります…」

「よくありますね。“作業中だけ置く場所”と考えると、整理しやすくなりますよ」
フォルダ名を「分かる名前」にする
保存場所で迷わないためには、フォルダの名前もとても大切です。
あとから見て、
- 何のファイルか
- いつのものか
が分かる名前にしておくと、探す時間が減ります。
たとえば、
- レポート
- レポート_2026
- 国語_発表資料
など、自分が見て分かる名前で大丈夫です。正解の名前はありません。「自分が後で困らないか」を基準にしましょう。
保存前に一度だけ確認するクセ
保存で迷子にならない一番のコツは、保存する前に、場所を一度だけ見ることです。
保存画面が出たら、
- 今どこに保存しようとしているか
- その場所は本当に分かりやすいか
を、少しだけ確認します。
この一瞬の確認だけで、「どこに行った?」がほぼなくなります。
この章のまとめ
この章では、保存場所で迷わないための考え方を整理しました。
- 迷子の原因は、保存場所を意識していないこと
- デスクトップは一時的な置き場所
- フォルダ名は分かりやすく
- 保存前に場所を確認するクセをつける

「保存って、押す前が大事だったんですね」

「そうなんです。この考え方が身につくと、パソコン作業はずっと楽になりますよ。次は“ダウンロードって何?”を一緒に整理していきましょう」

