基本編では、パソコンの仕組みや考え方を整理してきました。
初級編ではそこから一歩進んで、実際の操作でつまずきやすいポイントを順番に見ていきます。
最初のテーマは「ファイルとフォルダ」です。
毎日のように使っている言葉ですが、「何となく分かっているつもり」で使っている人も多い部分でもあります。
この章では、操作手順を覚える前に、考え方そのものを整理することを大切にします。
ファイルって何だろう?
ファイルとは、パソコンの中に保存されているデータそのもののことです。
文章、写真、表、音楽、PDF。見た目や用途は違っても、パソコンの中ではすべて「ファイル」として扱われています。
たとえば、
- レポートを1つ作る → 1つのファイル
- 写真を1枚保存する → 1つのファイル
というように、「作ったもの・保存したもの=ファイル」と考えると分かりやすいです。
フォルダは何のためにある?
フォルダは、ファイルをまとめて整理するための入れ物です。
ファイルが増えてくると、そのままでは探すのが大変になります。
そこで、
- 教科ごと
- 授業ごと
- 年度ごと
といったように、目的別にまとめるために使うのがフォルダです。フォルダの中に、さらにフォルダを作ることもできます。これは、「大きな箱の中に、小さな箱を入れる」ようなイメージです。
ファイルとフォルダは同じもの?
初心者がよく混乱するのが、ファイルとフォルダを同じように考えてしまうことです。
ですが、役割ははっきり違います。
- ファイル:中身そのもの
- フォルダ:中身をしまう場所
フォルダを開くと中に何かがあるため、ファイルと同じもののように感じてしまいますが、フォルダ自体には中身はありません。
この違いを意識できるようになると、保存や整理がぐっと楽になります。

「フォルダって、中身があるから
ファイルと同じものだと思ってました」

「そう感じる人は多いですよ。でもフォルダは“入れ物”、ファイルは“入っているもの”なんです」
保存するときに起きやすい勘違い
「保存したはずなのに、見つからない」これはとてもよくある困りごとです。原因の多くは、保存した場所を意識していないことです。
パソコンは、「ここに保存してください」と言われた通りに保存します。何となく進めてしまうと、あとで探すのが大変になります。
保存するときは、
- どのフォルダに入れるのか
- そのフォルダは何のためのものか
を、少しだけ意識してみましょう。
ファイルとフォルダは「地図」で考える
ファイルとフォルダは、地図のようなものだと考えると分かりやすくなります。
- フォルダ:町や建物
- ファイル:その中にある部屋や物
住所が分かれば、目的地に行けますよね。同じように、「どのフォルダにあるか」が分かれば、
ファイルはすぐに見つかります。
この考え方が身につくと、「探す時間」が大きく減ります。
この章のまとめ
この章では、ファイルとフォルダの基本を整理しました。
- ファイルは中身そのもの
- フォルダは整理するための入れ物
- 役割はまったく違う
- 保存場所を意識することが大切

「今まで迷子になってた理由、これだったんですね」

「そうなんです。ここが分かると、パソコン操作は一気に楽になりますよ。
次は“保存場所で迷わないコツ”を一緒に見ていきましょう」

