パソコンの形について分かってくると、次に気になるのが「中はどうなっているの?」という点ではないでしょうか。
外から見ると、パソコンは一つの機械に見えますが、中ではいくつもの役割を持ったものが協力して動いています。
この章では、細かい名前を覚えることよりも、全体のイメージをつかむことを大切にしながら、パソコンの中身を整理していきます。
パソコンの中には何が入っている?
パソコンの中には、いくつかの重要な役割を持つものが入っています。
それぞれが分担して働くことで、私たちが普段使っている動きが成り立っています。
たとえば、
- 指示を考えて処理する役目
- 作業中の情報を一時的に置く場所
- 作ったデータをしまっておく場所
といったように、役割ははっきり分かれています。
人にたとえるなら、
「考える」「作業する」「記録する」
といった働きがそれぞれ必要なのと同じです。
パソコンも、一つの万能な部品があるわけではなく、役割ごとに分かれているという点を、まずイメージできるようになりましょう。
ハードウェアとソフトウェアの違い
パソコンの説明でよく出てくる言葉に、「ハードウェア」と「ソフトウェア」があります。
ハードウェアとは、パソコンの目に見える部品や、実際に触れることができる部分のことです。
本体、画面、キーボード、マウスなどがこれにあたります。
一方、ソフトウェアは、パソコンを動かすための中の仕組みや命令の集まりです。
画面に文字が表示されたり、キーを押したら反応したりするのは、ソフトウェアが働いているからです。
どちらか一方だけでは、パソコンは使えません。
部品(ハード)と、動かす仕組み(ソフト)がそろって初めて使えるという関係になっています。
部品がそろわないと動かない理由
パソコンは、いくつもの役割が組み合わさって動いています。そのため、どれか一つでも欠けると、うまく使えなくなります。
たとえば、
- 考える役目がなければ、命令を処理できません
- 作業する場所がなければ、途中の作業が続けられません
- 保存する場所がなければ、作ったものを残せません
これは人の作業でも同じです。机がなく、道具もなく、ノートもなければ、作業はとてもやりにくくなりますよね。
パソコンも同じで、すべての役割がそろって、初めて快適に動くという点がとても大切です。

「一つでも足りないとダメなんですね」

「そうなんです。パソコンは、全部がそろって初めて力を発揮する道具なんですよ」
ノートPCとデスクトップの中身の違い
ノートPCとデスクトップPCは、見た目が大きく違います。そのため、中身もまったく別のもののように感じるかもしれません。
ですが、基本的な構成は同じです。考える役目、作業する場所、保存する場所など、必要な役割はどちらにもそろっています。
違いがあるのは、大きさや配置の工夫です。
ノートPCは、持ち運びやすくするために、限られたスペースにぎゅっとまとめられています。
デスクトップPCは、余裕のある配置で、安定して動きやすい構造になっています。
形が違っても、中で何が行われているかの考え方は同じという点を覚えておきましょう。
この章のまとめ
この章では、パソコンの中身について基本的な考え方を整理しました。
- パソコンは、役割の違うものが集まって動いている
- ハードウェアは部品、ソフトウェアは動かす仕組み
- どれか一つでも欠けると、うまく動かない
- ノートPCとデスクトップPCは、見た目が違っても中身の考え方は同じ

「中の仕組みが分かると、ちょっと安心しますね」

「それでいいんですよ。次の章では、パソコンの“頭脳”とも言えるCPUについて、もう少しだけ詳しく見ていきましょう」

