CPUについて知ると、じゃあCPUは、どこで作業しているの?」という疑問が出てきます。
そこで登場するのが「メモリ」です。この章では、メモリを難しい部品名としてではなく、使われ方のイメージで理解していきます。
メモリは何のためにある?
メモリは、パソコンが作業をするときに使う場所です。よく「メモリは作業机の大きさ」にたとえられます。
机が広いと、ノートや教科書、資料をたくさん広げながら作業できますよね。一方、机が小さいと、出したり片づけたりを繰り返すことになります。
パソコンも同じで、メモリが広いほど、作業をスムーズに進めやすくなります。
メモリと保存の違い
メモリは、作業中だけ使う場所です。
一方で、保存とは「作ったものをしまっておくこと」を指します。文章を書いている途中はメモリを使い、保存すると、別の場所にデータが残ります。
ここを混同してしまうと、「メモリがいっぱいだから保存できない?」といった勘違いが起きやすくなります。
メモリは机、保存は本棚や引き出し、そんなふうに考えると分かりやすいでしょう。
メモリが少ないとどうなる?
メモリが少ないと、一度にできる作業の量が限られます。
たとえば、
- アプリをいくつも開くと動きが重くなる
- 切り替えに時間がかかる
- 反応が遅く感じる
といったことが起こりやすくなります。
CPUがしっかり考える力を持っていても、作業する場所が狭いと、その力を十分に発揮できません。

「CPUが元気でも、机が狭いと大変なんですね」

「そうなんです。メモリは、CPUが働きやすくなるための場所なんですよ」
よくあるメモリの勘違い
メモリについては、初心者が勘違いしやすいポイントがいくつかあります。
よくあるのは、
- メモリ=保存容量だと思ってしまう
- たくさんあれば何でも速くなると思う
- 使い切ると壊れると思ってしまう
といった誤解です。
メモリは、使われたり空いたりを繰り返すものです。減っていくものでも、消えてなくなるものでもありません。
「今、どれくらい机を使っているか」そんな感覚で考えると、安心して使えます。
この章のまとめ
この章では、メモリの役割について整理しました。
- メモリは、作業をするための場所
- 作業中だけ使われる、一時的なもの
- メモリが少ないと、動きが重く感じやすい
- CPUとメモリは、セットで考えることが大切

「メモリって、縁の下の力持ちみたいですね」

「いい表現ですね。次の章では、作ったデータがどこにしまわれるのか、
保存の仕組みについて見ていきましょう。
ここまで分かれば、パソコンの中身がかなり整理できますよ」

