最近のパソコンでは、
- 保存したら別の端末でも見える
- 勝手に同期されている気がする
- 消した覚えがないのに消えた
と感じる場面が増えています。その多くは、クラウドが関係しています。この章では、クラウドとローカルの違いを、「どこに保存されているか」という視点で整理していきます。
ローカルとは「このパソコンの中」
まず、ローカルとは何かを確認しましょう。
ローカルとは、
- 今使っている
- このパソコンの中
にデータが保存されている状態です。
- デスクトップ
- ドキュメント
- ピクチャ
などは、基本的にローカルの保存場所です。
この場合、
- インターネットにつながっていなくても使える
- 他のパソコンからは見えない
という特徴があります。
クラウドとは「インターネット上の保存場所」
一方、クラウドは、
- インターネット上にある保存場所
- サーバーと呼ばれる場所に置かれている
データのことです。クラウドに保存されたデータは、
- インターネットにつながっていれば
- 別のパソコンやスマホからも見える
という特徴があります。
便利ですが、「どこにあるか」が目に見えにくいのが特徴でもあります。
「クラウド」という名前は、ネットワークの図でインターネット全体を雲のようなマークで表していたことから使われるようになりました。実際に雲の中にあるわけではなく、「場所を意識しなくていい」という意味合いの名前です。
なぜ混乱しやすいのか
最近のパソコンでは、
- ローカルに見えるけどクラウド
- 保存したら自動で同期
- いつの間にか同じファイルが増えている
といった動きが増えています。
これは、
- 便利さを優先して
- 自動で動く仕組みが増えた
ためです。その結果、
ローカルだと思っていた、クラウドだと思っていなかった
というズレが起こりやすくなります。

ソラ君
「同じフォルダに見えるのに、中身の場所が違うって、ややこしいですね…」

ピコ
「はい。見た目だけでは、判断しにくいのがクラウドの特徴です」
消えた・増えたと感じる理由
クラウドが関わると、
- 同期のタイミング
- 別の端末での操作
によって、
- 消えたように見える
- 勝手に増えたように見える
ことがあります。
実際には、
- 別の場所に移動した
- 同期が追いついていない
だけの場合も多いです。
「消えた!」と感じたときほど、ローカルかクラウドかを落ち着いて確認することが大切です。
どちらが正しい、ではない
ここで大事なのは、
- ローカルが正しい
- クラウドが危ない
という話ではありません。
どちらも、
- 使いどころ
- 向いている場面
が違うだけです。
- 一人で使う → ローカル
- 複数の端末で使う → クラウド
といったように、目的で使い分けるという考え方が中級編のポイントです。
この章のまとめ
この章では、クラウドとローカルの違いを整理しました。
- ローカルは「このパソコンの中」
- クラウドは「インターネット上の保存場所」
- 見た目が同じでも、場所は違うことがある
- 混乱したら「どこにあるか」を考える
- 目的に合わせて使い分ける

アオイ先生
「クラウドもローカルも、便利な道具です。違いを知って使えば、必要以上に不安になることはありませんよ」

